2007年4月19日木曜日

金属が足りません

最近の商品市場の動きで、金属が不足気味なのか値段の上昇が目立ちます。銅や金の価格上昇がとても魅力的なグラフに見えたり。こうした商品の値動きはやはり中国経済の影響でしょうか?足りない資源を補ったり、環境保護の観点からもリサイクル技術がさかんに叫ばれていますが、一部の日本やアメリカの一流企業がそれらの技術を開発し、特許をとって自分達の利潤を増やすなら、結局今急速に発展途上にあるアジアの国々はリサイクルにかかる高いお金よりも、安い原材料の消費をとりますから、そちらの値段が徐々に上がっていくことは明白です。そして、銅やアルミ、金、銀、鉛、亜鉛等は需要が増えたからと言って今日の明日に新しい鉱山が開かれ生産が始まるものではありません。それは2、3年を要する作業ですし、需要に応えるのには相当の時間がかかるます。そもそもこれら金属の新しい鉱山自体、過去10年間に渡りそれほど開拓されてこなかったという事実もあります。
遅かれ早かれ原材料の高騰がおき、物価の上昇に発展し、インフレが起きる要素が強そうです。
日本はオイルショックを経験し、原材料の枯渇に対してある程度免疫力を持った国であるという見方があります。お隣の大国、中国では増大する貿易黒字による収入で得た大量の外貨を使い、多くの国からこうした資源を根元から合法的に買い続けています。今後の経済の発展に伴うリソースの確保には余念が内容なので、飢える13億人は生産に困ることは少ないことでしょうが、規模が規模ですので、遅かれ早かれ商品市場の価格は高騰を免れない場所に来ているのかもしれません。今のうちに商品市場にお金を入れておいた方が良い要素を日々肌で感じております。

簡単に出来る商品投資としては、日本では三貴商事株式会社というところで販売している「商品新時代」というジム・ロジャーズ国際商品指数(RICI)に連動したファンドがあります。商品先物は自己資金の10倍もの金額が動くリスクを伴う投資ですが、こちらのファンドでしたら全体的な商品市場の値動きに従い上下するもので、自己資金を超えたリスクはありませんので、万人にお勧めの投資方法と言えます。

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大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代

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