2007年5月15日火曜日

中国株:香港株祭り

H株指数とハンセン指数はそろって最高値
【招財】より

QDII解禁でH株祭り——。本日の香港マーケットは、適格国内機関投資家(QDII)制度の規制緩和を追い風に、中国銘柄(H株やレッドチップなど)の主導で急騰する流れとなりました。NYダウの新値追いなど、ただでさえ外部環境が好転しているところに内部でもポジティブ・サプライズがもたらされたのですから、まさにお祭り騒ぎの相場というわけです。H株指数はタイトルの通り、5.3%高のうちに最高値を更新しました(2.5%高のハンセン指数も新値)。

本日の全面高をもたらしたQDIIとは、いうまでもなく本土の機関投資家に海外証券投資を認める制度。すでに一部の保険会社や政府系基金は、一定の範囲内で海外証券(香港上場株を含む)の買い付けが認められていました。しかし、本土A株があまりに好調なためか、実際の香港株投資は開店休業の状態が続いていたのです。

そんな中で発表された規制緩和は、潤沢な国内個人投資家のマネー(本土株高を演出した資金です!)を香港に誘導するのが狙い。具体的には、QDII資格を有する商業銀行に対し、代客境外理財業務(個人投資家の海外投資を取り次ぐこと。専用の投信を組成して販売)のうち、株式投資を条件付で解禁する内容です。商業銀行の代客境外理財業務は、これまで株式以外の商品(債券や固定利回り商品)に限定されていたため、今回の規制緩和によって、実質的に個人投資家の外国株投資(当面は香港上場株)が認められたことになります。


とにかく本日の香港株、凄まじい値上がり状態でした。自分の資産も1日で8万円跳ね上がりました。しかし、ジム・ロジャーズさんも中国株バブルには気をつけるべしと言っていたので、ここらで気を引き締めて引くべきところは利食いで現金を抜いていこうかと思っています。




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