2008年2月8日金曜日

形容詞を使わない方が人は感動する

その昔、さんまさんが出演したポン酢しょうゆのCMで歌っていた歌のパワフルさ。


「しあわせって何だっけ?
 ポン酢しょうゆのあるウチさ。」


ポン酢しょうゆの置いてあるウチで家族でみんなで食事をする景色は、しあわせに直結するイメージを提供します。しあわせということを説明するのに形容詞を使うと摑みどころがなくなり、感動は薄れます。偉大な台詞の数々はシンプルな名詞と動詞、そして比喩によってその台詞が作られています。

「私には夢がある!」
「私に自由を与えよ!さもなければ死を与えよ!」
「夢は逃げない。逃げるのは自分だ!」
「人は失敗したことよりも、やらなかったことを後悔する。」

等など。形容詞を用いて長々と説明すると、人の心には残らないものです。名詞と動詞で簡潔に表現すること、分かりやすい比喩を用いること、これらの表現で人は人の心に張り付く言葉を伝えることが出来ます。

人を動かしたい時、表現する言葉を動詞と名詞だけに限定してみましょう。驚くほど効果が生れることでしょう。

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