2008年2月4日月曜日

医者が優秀でも患者は助からない事実

多分、アメリカの医療関係のジョーク

急患で運ばれてきた患者がすぐに手術を受けることとなり、かけつけてきた家族が手術室の前で手術が成功することを祈りながら待っていた。幸いにもドクターは凄腕の外科医だと言う話。

手術が終わって、ドクターが出てきて曰く『ご家族の方ですか。良い知らせと悪い知らせがあります。』

家族は先に良い知らせを聞きたいと言った。

『良い知らせは、手術は無事に成功したと言うことです。』

悪い知らせはなんでしょうか?と聞いた。

『患者は亡くなりました。』



完璧な医療と言うのは存在していて、例えば心臓のバイパス手術や移植手術も問題なく行うことは可能だと思うのです。もっとも、患者がそれで助かるかどうかは別問題。一つの問題があり、そこに解決策がある。でも、人間の寿命ともいえる運命までを動かす力は医者には無いと。目の前で出血している血管を塞ぐことは出来ても、塞いでいるときに既に死ぬのに十分な量の血液が抜けていたら、止血が完璧でも患者は死ぬことでしょう。ましてや、一人の患者を手術中に、もう一人の患者が緊急に手術が必要な状態で運ばれて来ても、医者の数がそこで急に増えるわけは無いと。

なので、手術は完璧でも患者は死ぬってことはありえるんだろうな、と。処置が遅れたかどうかは別問題。そもそもそれは医者の責任じゃない。で、死んだことに対して医者に責任を取れって言う人はいるんだけど、人って生きていれば、いつか死ぬんだよ。という当然のことを忘れているんじゃないのか?と思うことはあります。それを第三者である医者に責任を求めるのってどうかと。

本当にどうしようもなく大事なことって、自分の周りに死なれて困る人がいるのなら、その人が明日死んでも悔いがないように、今日思いっきりその人と満足の行く人間関係を持つことじゃないの?って思います。

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