2008年6月23日月曜日

気がつくと自分が作るペペロンチーノが一番美味しかった

東京はミシュランガイドによって美食の街として認知されるようになりましたが、そのような恵まれた土地で様々なレストランに足を運び、ふと気づいた事実があります。

それは、自分が作るペペロンチーノが一番美味しいんじゃないか?

ということ。というのも、色んなイタリア料理店にいくのですが、ペペロンチーノが美味しくないのです。必ず何か物足りない。これだ!と思わせる味になるには何かが欠けている。で、昨日家でペペロンチーノを作って食べた時に、その自分が満足する味に『あ、じゃあこのペペロンチーノは一番美味いペペロンチーノの味ってことか!』とふと気づいたわけです。

この自分のペペロンチーノの味に辿り着いたのは、ニュージーランドで一人暮らしをしていた時です。当時は日本のように優れた炊飯ジャーがないので、ご飯を毎回鍋で炊くのも面倒な生活をおくっていました。あまりにも面倒なので、簡単に作れるパスタを毎日食べたほうが楽なんじゃないか?と思い、メインをパスタに切り替えたわけです。

ここで、一つ自分の目標に定めたことが、ご飯のように毎日食べても決して飽きることの無い一品を作ってみたい!と言う目標です。手軽に出来、簡単、しかも美味しく毎日食べても決して飽きることの無い味を持ったパスタ料理を作りたい、そう願って毎日パスタを茹で続けました。時には日に3食パスタです。トマトソースやチーズクリームなどを試しましたが、最後に辿り着いたのはペペロンチーノ。

唐辛子とニンニク、そしてオリーブオイルのみのシンプルな味です。しかし、これが難しく、例えばオイルを入れ過ぎると気持ち悪いですし、逆に少なすぎると旨みが減り、味気ないものとなります。シンプルゆえに塩加減に大きく左右されます。また、パスタの茹で加減でも味が大きく左右されます。一番美味しい味を引き出すために、パスタの茹で時間とフライパンで行われるニンニクとオリーブオイルの調理が同時に完了するようにコントロールする必要があります。

こうした調理を毎回、そして毎日行ったことで、日々精錬され、極めて飽きのこない、毎日常食が可能な病み付きになる麻薬のような最高のペペロンチーノが誕生したわけです。

そんなペペロンチーノを自分で作って食べているからこそ、外食先で満足するペペロンチーノに出会うことはすっかりなくなりました。悲しい話です。

2 件のコメント:

くりきん さんのコメント...

君の作るパスタは
ラヂオドール(喫茶店)の
味に似ている。

美味いとは思うけど
世界一かは、分からない。

dkc さんのコメント...

今はさらに隠し味が加わり、他の追従を許さない至高の味となっておる@美食倶楽部。