あなたが銃を持っていて、それで的を打ち落としたら1億円貰えるとします。いざゲームがスタートすると的がどこにあるのか分かりません。見えない的は撃てないものです。
人生において目標とは、狙うべき的のようなものです。
目標が無い人生は、どこを目指して頑張ったらよいのか分かりません。なので、目標を決めるというのはとても重要なことです。
例えば収入を増やしたいと思えば現在の収入から15~20%の収入UPを目指します。営業のような職種で歩合給で収入を得ている人なら、顧客を何人増やせばよいかとか、自分の時間のより有効な使い方は何か?といったことを考え、そこから行動を起こします。目標がはっきりすることで何をすれば良いのかが見えてきますし、行動に繋げることも出来るのです。営業以外の仕事で、何をやれば自分の収入を増やせるのかが分からない人は上司に相談しましょう。「収入を増やしたいのですが、この企業にとって自分が一番役に立てる仕事はなんでしょうか?」と上司に聞くのが一番早いです。会社はトップダウンで経営者の考えが社長や専務に伝わり、そこから部長、課長、係長へと降りて来ます。何が会社にとって嬉しいかを知れば、その仕事
をこなして成果を上げてくれる社員に一番給与を弾みたくなるのが心情です。ですので、働く前に会社の上司と良く相談しましょう。そこがあなたが狙うべき目標でありゴールとなるのですから。
この手順をやらずに基本を忠実に頑張るなんていうことは避けましょう。そんなの誰でも出来ますし、気づいて当然のことです。素人考えで儲かるわけはありません。大事なことは、あなたのお金を作り出しているシステム、つまり会社の売り上げを如何に伸ばすことに貢献できるか?ということに尽きます。会社の金が増える=あなたに入ってくる収入が増えるということです。方向が間違っていればいくら頑張っても骨折り損のくたびれもうけです。それが理由で、あなたより仕事が出来ないように見える人が、あなたの収入よりも多い金額を稼ぐということが起きるのです。これはあなたが馬鹿というわけではなく、あなたが単に的を外しているから起こっているのです。どうせ働くのなら、会社の望むことを達成するために働きましょう。
トップの営業職が社員の中でも一番の稼ぎ手なのは、こういう理由だからです。愚直に働く人は効果対利益で損をします。つまり働いた割合に対して得られる報酬が少ないのです。
人生は平均で80年しかないのですから、より少ない時間でより多くを稼いだ方が良いに決まっています。それなら、より効率の良い仕事の仕方を学ぶべきでしょう。
銀行強盗に「何故あなたは銀行を襲ったのですか?」と質問をすると、いつも答えは決まっています。つまり、『そこにお金があるからさ』っていうことです。賢く働く方法とは、お金があるところを襲うということです。会社にとってお金になることをすれば、あなたのお金も増えるのです。故に、会社にとって何が望ましいかを知ることはとても重要なことです。経営者や上司の考えを聞き、その望むところを提供しましょう。
会社に貢献し、自分の収入をアップさせたいということを上司に伝えれば、最速の道を示してくれます。もしそれが出来ない上司でしたら、会社を辞めましょう。上昇志向を持っている人に、そんな糞みたいな上司は時間の無駄でしかありません。
明確な目標、ゴール設定こそが、成功の最速の近道です。
2006年12月6日水曜日
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