Macの開発者登録している人には既にMountain Lion Preview版へのアクセスが許されており、インストールも楽々出来るのだが、新しいバージョンのOSなだけあって対応しているアプリが少ない。個人的にはWindowsアプリへのアクセスも必要なので、VMWare Fusionが使えれば良かったのだが、Mountain LionではVMが起動出来ない状態。その他にも結構クラッシュするアプリ等がチラホラ。
なので、人によってはMountain Lionを入れたけど、やっぱり戻したいという場合がある。そこでLionのインストーラーを立ち上げると、「10.8が入っているので古いバージョンは入れられないよ」と言ったエラーが出て絶望を味わう。
このエラーの迂回方法を書く。
ユーティリティに入っているTerminalを立ち上げ、以下のコマンドを実行。
sudo vi /System/Library/CoreServices/SystemVersion.plist
上記ファイル内の以下のバージョンを変える。
<key>ProductUserVisibleVersion </key>
<string>10.8 </string>
<key>ProductVersion </key>
<string>10.8 </string>
↓
<key>ProductUserVisibleVersion </key>
<string>10.7.3 </string>
<key>ProductVersion </key>
<string>10.7.3 </string>
Appleの開発者サイトより、Macのページに行き、Lionのインストーラーをダウンロード
Lionのインストーラーを立ち上げ、再インストールを実施。上記SystemVersion.plistを編集後はエラーなくインストール可能。
再起動後にログイン画面が表示されるが、自分のパスワードでうまく入れない場合、パスワードのリセットが必要。一度Macを再起動し、Optionキーを押しながら起動。HDDとRecoveryの2つが選べるので、Recoveryの方で起動し、Terminalを立ち上げ
resetpassword
と入力すると、パスワードリセットのGUIが立ち上がるので、自分のログインIDを選び、パスワードを再入力してリセットする。
その後、再起動するとMountain Lionインストール前の状態に復旧出来る。
なお、時刻設定や言語入力は米国に設定されてたりするので、その辺は手動で元に戻す。