アリババ(01688)が11日発表した2008年7-9月期決算は、純利益が前年同期比48.9%増の3億900万元となり、136%の増益を記録した6月中間期に比べて増益率が鈍化した。EPSは0.0611元(前年同期は0.0430元)だった。
売上高は同36.8%増の7億8000万元。内訳は、電子商取引の「国際市場」における売上高が19.4%増の4億8500万元で、「中国市場」が 79.5%増の2億9600万元だった。売上高の面でも6月中間決算の47.8%増収に比べて伸びが鈍化している。世界的な経済情勢の悪化が消費を鈍らせ、取引も伸び悩んだとみられる。
同社のまとめによると、7-9月期には310万のユーザーが新たに登録し、39万3000の店舗と3万以上の有料会員が加わった。9月末時点の実績は、登録ユーザーの数が3560万、店舗数が420万、有料会員が39万8000となっている。
一方、アリババは2009年末までに最大20億元を拠出し、自社株買いを実施すると発表した。取締役会が金額を決定した。同社は今年5月の株主総会で自社株買い計画について株主の承認を取り付けている。買い取った自己株式はすべて消却する方針だ。
アリババの11日終値は前日比0.21%高の4.8HKドル。
ジム・ロジャーズ中国の時代
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