2010年1月17日日曜日

気象庁の観測データから温暖化を考える

気象庁では各地の過去の気温データが見れる。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

何故か南極昭和基地のデータも手に入るのが凄いのだが。

適当に温度をサンプリングしてみる。

・北海道 室蘭 平均気温
1979年 8.4度
2009年 8.9度 (0.5度+)


・青森県 大間 平均気温
1979年 9.8度
2009年 10.2度 (0.4度+)


・東京都 東京 平均気温
1979年 16.9度
2009年 16.7度 (0.2度-)


・長野県 野沢温泉 平均気温
1979年 11.1度
2009年 10.0度 (1.1度-)


・徳島県 穴吹 平均気温
1979年 14.9度
2009年 15.1度 (0.2度+)


・南極 昭和基地 平均気温
1979年 -10.9度
2009年 -10.3度 (0.6度+)



東京とは1876年からのデータがあり、1876年は平均気温が13.6度。現在の平均気温は16.7度、つまり+3.1度上昇したものとなっている。ちなみに

http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tjinko/2009/to09000001.htm
・参考表第1表 人口の推移−東京都(大正9年〜平成17年) より、

大正9年(西暦1920年)の東京都の人口が約370万人。2005年現在は1,257万人。

1920年の東京との平均気温は14.2度。現在は人口3.4倍にて気温16.7度。


気温上昇の原因が人口増加による大都市化というのは説明しやすい(何故なら過去30年間の東京の平均気温と東京の人口は、共に変化が少ないため)。ってことは、地球温暖化を食い止めたければ、人を殺すのが一番手っ取り早い。地球温暖化を止めたい人はさっさと死ねばいい。

なんて揶揄はさておき、地球温暖化というのは地球全体が温暖化傾向にあるってことが定義なんだろうけど、問題は地球全体の温度は過去30年間を見ると上昇も下降もしているように見えないってこと。無理矢理そう見せることも可能だけど、実際平均気温が下がっている土地もあれば、上がっている土地もある。地球全体が温暖化しているなら、どの土地も平均的に気温上昇が起きていなければならないのに、温暖化の流れに逆行して気温が下がっている場所もある、と。



どちらかといえば、地球温暖化問題なんて名付けず、『地球局地的温暖化問題』とでもタイトルを変えればみんな納得する問題になると思うんですけどね。

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