2007年に330万円あった資産を、2008年の終わりに220万円に減らした実績を持つ自分がこんなことを書いても誰の参考にもならないのですが、基本的に余剰資金で上証50連動投信(1309)を買い進めて行きます。
こちらの利点は、上海総合株価指数(上海の日経平均みたいなもの)にほぼ連動する値動きをする株を日本国内の株として買える点。よって株に伴う税金の処理が証券会社任せに出来る点。為替の値動きを気にしなくて良い点。その気になれば空売りもOKな点。などです。中国株バブルの頃に6万円代をつけていた株価ですが、現在は2万円付近をうろちょろ。4万円になれば倍なので美味しいですし、6万円台に戻ればもっと嬉しい事態です。とはいえ、上海の大卒初任給が現時点で3万9000円と言う国ですから、日本の大卒初任給の22万円に近づけば、3倍 x 5倍 = 15倍の値上がりを期待しても悪くないでしょう。自分が現在30歳ですが、定年を迎える60歳くらいまでに中国に投資をし続けて、株価が仮に10倍になったとすれば、老後は一生遊んで暮らせるくらいの蓄えにはなっていそうです。
中国は今後アメリカにとって代わる存在でしょうし、13億人の市場に対しては全世界が注目しております。日本にやってくる中国人旅行者は一人平均30万円の買い物をして行くそうで、これが今後伸びるとすれば、日本の観光産業や東京の小売業も明るい限りです。日本の海外旅行者はバブルの頃に1000万人を超え、2006年の統計では1753万人の海外旅行者を生んでおります(参照)。これは1年の間に人口の1割弱の旅行者が海外に行ったと言うことですね。
仮に中国人の5%が日本に旅行に来たと仮定すると、その数6500万人。その人々が一人30万円のお金を落とすとすると、年間の経済効果は195兆円です。1年間は365日なので、6500万人から一日あたりの訪日人数を割り出すと17万8082人。観光客が東京に一極集中することはないと思いますが、仮に全員が東京を目指してくると、ホテルの数が足りない印象です。
何故かと言うと、17万8082人が2人一組で泊まるとすると、必要な客室数の数は178082割る2で89041室。客室数が多い帝国ホテルですら、1005室ですから、1000室と考えても帝国ホテル規模のホテルが都内に89個ないと足りない計算になります。これに世界各国からの観光客、日本人宿泊者が加わりますので、地獄ですね。また、実際問題としてホテルが全客室を宿泊者に割り当てることは困難です。チェックイン、チェックアウトの時間の関係上、どうしても清掃やベッドメーキングが終わらない部屋が生じます。なので全客室数の9割り程度の部屋しか使えないと見るべきで、今後の世界はどうなることやらと、今から楽しみです。都内は最近ホテルラッシュと言われておりますが、上記の市場調査を考えると、まだまだホテル数は足りないのでは?と考えることも出来ます。
長くなりましたが、今後はますます中国の時代が近づいているんじゃないかな、と考えているので、今のうちから中国に投資しておくと、将来安泰かと思われます。
ジム・ロジャーズ中国の時代
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