2009年4月29日水曜日

平均入院日数が減っている件について

保険の話でこちらのブログに辿り着く人も多いので、それに関する話。

60日型の保険も、平均入院日数が60日以下なのだから役に立つのでは?という意見がある。ところが、個人的にこれは統計の罠だと思うのだ。

昔は病院も60日以上の入院をさせていた。ところが最近は国からの保険料支払いの変更によって、患者を60日以上入院させると,そこで病院の収入が一気に減るようになっている。簡単に言い換えれば、病院側が入院患者を60日以上入院させると、それ以降はお金にならないどころか、病院にとって利益を奪う負債的存在になってしまうのだ。なので、60日以上入院が必要な人々に対しては、別の入院可能な施設に移って貰う。もちろん生命維持装置に繋がれて動かすことが不可能な患者さんに対してはそう言うことは無理だが、可能な人に対しては60日を迎える前に出て行ってもらう。

こうした事実があるので、当然一回あたりの平均入院日数は60日以下になることになる。しかし、本当に入院が必要な人はその後も別の施設での入院生活が続く。一入院が60日でも、それが施設を変えて連続3回続けば、180日の入院ですから。ところが、そうした情報は統計には上がって来ない。というか、60日型の保険を売りたい人の情報には載せない。なので、本当に長期入院している人ってのは、一入院あたりの平均入院日数の統計を見ても分からないです。でもって、60日も入院せずに済む病気や怪我なんて60万円も貯金あればなんとかなりますし、その後も普通に働いてまた貯金出来るわけで、保険なんて要らんのです。

何度も書いているけど、そもそも60日型の保険なんて金が60万円ある人にとっては要らないので、始めからこんな糞保険入るなってことです。お金が勿体ないから。いざって時のために他人の財布に貯金するような真似はやめて、自分の財布に貯金しましょうね。ほんと。

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