2009年8月31日月曜日

マクドは何屋を目指すのだろう








マクドナルドのフランチャイズ化に成功したレイ・クロックがアメリカの大学で講演をした後、生徒達に誘われて、講演後飲みに出かけた。

そこでレイは生徒達に聞いた。

『君達、私のビジネスは何だと思うかね?』

生徒達はお互いに顔を見合わせ、笑みを浮かべながら中々答えない。

再度レイが尋ねる『私のビジネスは何だと思うかね?』

たまりかねて学生の1人が答える。レイ、誰もがあなたのビジネスはハンバーガーってことくらい知ってますよ、と。

レイはニヤッと笑い答える。

『そういうと思ったよ。でも、マクドナルドはハンバーガーを売るビジネスではないんだ。マクドナルドは実は不動産ビジネスでね。』

と、いうわけで、今やマクドナルドは東京のような地価が世界一高い大都市でも、駅前のような一等地に店舗を構えられるようになりました。実際にやっていると思われるビジネスと、本当にやっているビジネスの間には、大きな開があります。

金持ち父さん、貧乏父さんの著者であるロバート・キヨサキは、このエピソードを踏まえ、自分のビジネスがなんであるのかを知ることがとても大事だと忠告しています。

マクドナルドは薄利多売の商品を売り物にしています。薄利多売でも大きな利益をあげることが出来ますが、それには回転率が必要です。

ところが、最近の都内のマクドナルドは、PCや携帯用の電源を準備したり、お代り自由だったコーヒーの味を見直し、プレミアムコーヒーとして大きく宣伝して売り出したりと、回転率が下がりそうなこともやっております。

さて、昨今のマクドナルドビジネスの、本当のビジネスはなんなのでしょうか?





成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者




金持ち父さん貧乏父さん

0 件のコメント: