2009年10月24日土曜日

Mac OS X ServerのWindowsファイル共有(SMB共有)で読み込み専用エラーが頻発する際に見直すべき設定

クライアント数が無制限で、SOHOというか中小企業向け社内サーバには最強過ぎるMac OS X Snow Leopard Serverですが、Windowsファイル共有を使用しファイルサーバにしていると、時にWindowsクライアント側でサーバ上で共有されているファイルの一部が読み取り専用エラーとなって開けなくなる状況が発生します。

OS X ServerをPDC(プライマリ・ドメイン・コントローラ)にし、Windowsクライアントがそのドメインに参加している分には、読み込めないファイルの上で右クリックしてプロパティを表示させ、そこからファイルのアクセス権限を変更することが可能なのですが、ドメインに参加出来ないWin XPのホームエディションとかの場合、そういうことが出来ないのでちょいと面倒です。(管理者HELP!!)


そんな時に追加すると便利な設定が以下:

解決方法
SMB 共有をホストするサーバーで、以下の手順を行います。

任意のテキストエディターで /etc/smb.conf ファイルを開きます。このファイルには管理者アクセスが必要です (sudo または root にて)。
「END required configuration」行の後に、以下のテキストを追加します。

[global]
nt acl support = no

ファイルを保存します。
ターミナル (/アプリケーション/ユーティリティ) を開きます。
次のコマンドを実行します。

sudo killall -HUP smbd

出典元情報:Mac OS X Server v10.5:SMB 共有ポイントで Microsoft Excel の「ブックを共有」機能を使用する場合の権限の問題より

サーバのSMB共有で使っているExcelファイルや他のファイルが読み込み専用になって開けないなんて症状が、特にWindowsクライアントで頻発している時には、上記の設定を試してみると改善される場合が多いです。


それと、Mac OS X Server 10.4以前から使っていた人が10.5移行にして落ち入りやすいトラブルの原因が、OS X Severのアクセス権がPOSIXからACLメインに変更されたこと。なので、10.5以降のOS X ServerではACLを使ったアクセス権設定をおすすめします。詳しくはこちらのブログ記事



Mac OS X 10.6 Snow Leopard Server Unlimited クライアント

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