コンデナストトラベラーという旅行雑誌にあるReader's Choice Awardsで、リッツカールトン東京が第12位に選ばれております。日本国内のホテルだと第1位扱い。2位はパークハイアット東京ですが、こちらは世界第81位。
リッツカールトン東京はオープンしてもうすぐ3年目を迎える段階で、まだそれほど時間が経っていないにも関わらず、これだけの評価を得たのは凄いものがあります。2006年あたりからの話題作りと戦略が上手く行っていたのかな?と個人的には思いつつ。昨年はリッツカールトンの神秘的なサービスとそれを支える優れた経営とマネッジメンに焦点を当てた『ゴールド・スタンダード』という本が出版され、邦訳版は今年出版されておりました。最高のサービスと言えばリッツカールトン!とメディアも騒がせていたのは記憶に新しく、こうした戦略はビジネスを考える上ではとても勉強になります。
ちなみに世界のホテルトップ100リストとかで強いのがフォーシーズンズです。今回もタイにあるフォーシーズンズが1位をとっております。日本には丸の内と椿山荘の2つがあります。両方ともSPAに温泉が使われており、ちょっと贅沢なホテルです。厳密に言うと丸の内はラジウム温泉の元を混ぜた人口温泉、椿山荘は草津から温泉を運んで来たものを使用しているのですが、まあ成分的には温泉です。
丸の内の方は66室とこじんまりとしているので、大変快適です。スポーツウェアやシューズが全て無料で何度でもレンタル可能なので、皇居周辺をジョギングした後、シャワーを浴びてSPAで温泉やサウナでのんびり、といった癒しコースが楽しめるのも魅力。部屋から東京駅を行き交う新幹線を眺めながらルームサービスで食事を楽しみ、贅沢な一時を満喫出来ます。窓ガラスが三重構造になっており、防音性も抜群。夜寝る時には遠くから線路の上を電車が通過するカタッコトッっという響きが微かに聞こえて来るのが、また何とも言えない雰囲気を出してくれます。宿泊してみたい人には一休.comの格安プランがお勧め。
椿山荘もまた接客が素晴らしく、自分がラウンジでアフタヌーンティーを楽しみながら雑誌を読んでいた際、夕暮れに入り辺りが暗くなって来ると、ラウンジのスタッフの方が自分の近くにあるライトを読書がしやすいように自分の方へ調整してくれたりと、さりげない心配りが見られました。常にゲストが快適に過ごせるように配慮されていると言うのは、安心して滞在出来るという信頼感に繋がります。この信頼感が提供出来るブランドは、他への浮気を防止するので、一生涯の顧客を得ることになると。素晴らしい限りです。
世界のホテル通の間では『リッツカールトンかフォーシーズンズに泊まれば、まず間違いは起きない』と言われているのも良く分かると思います。
Four Seasons: The Story of a Business Philosophy
ゴールド・スタンダード
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