2008年8月22日金曜日

30年後の資産を考える

東京オリンピック(1964年)の頃に日経平均に投資を始め、バブル真っ只中の1989年まで持ち続けたとすると、

日経平均の推移
1964年 1,250円

1989年 39,000円

39000 / 1250 = 31.2

で実質31.2倍の利益となります。

アメリカ人が当時の日本に投資をしていれば、$1=360円から$1=120円になっているので、為替レートだけで3倍です。よって、為替差益と合わせると

31.2 x 3 = 93.6倍の利益となりました。

現在、日本から中国へ投資をした場合、30年後の株価はどうなっているのでしょうか?

日本は既に高度経済成長を迎え、これから先はどうやって食べていけば良いのか不安ですが、中国は先進国に追いつくと言う目標があるだけ、またそれだけの発展需要に対する事業が山ほどあるため、アメリカや日本に追いつくまでは株価も伸びて行くことでしょう。

日本やアメリカでは持ち家+車数台という構成も普通ですが、中国では持ち家が認められたのが最近の出来事で、車も上海や北京などの都市部のお金持ちが所有出来るもので、残りの13億人に行き渡る頃には、自動車メーカーの株価はどれほどまでに?といった状態です。

そんなこんなで、現在100万円を中国に投資して30年後に老後を迎えたら、その頃には1億になっていてもおかしくない話です。毎月5万円を貯金して行けば1年で60万円。それを30年間投資続けたら、1億どころか何十億、何百億の世界でしょう。

基本、今日の贅沢の為に明日の利益を犠牲にしてしまうのが人間の性なので、お金持ちになれる人は少ないのではないかと思います。とはいえ、昨今のような株式市場の暴落は10年に一度あるかないかですので、今みたいな時期に投資をしておくのが、一番安全で確実な投資ではないか?と思います。

もちろん株価は下がることは当然ありますが、日経平均39000円の時に株を買うような真似にだけはならないです。なので今から20~30年後の老後資金を貯めたい人にとっては中国は最高の投資先です。

中国の実情が分からないと不安が大きいでしょうので、実際に世界一周旅行を何度も行い、世界の現地を見て投資をしている世界三大投資家の一人、Jim Rogers氏の本を読まれることをお勧めします。マスコミの作り上げたニュースを見て騒いでいるだけでは、虚構のイメージに踊らされて人生損をするだけです。実績を出している天才と呼ばれる人の意見を読んだ方が、遥かに利益となる結果が得られることでしょう。しかも、本への投資は何百万もかかりませんので、リターンがとても良いです。



ジム・ロジャーズ中国の時代

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