2009年9月5日土曜日

正社員もあっさりクビになる時代

正社員はクビになりにくいもんだと思っていたら、統計は全然違う値を返してきますなぁ。

 総務省の「就業構造基本調査」によると、正規雇用労働者は、1995年の3,779万人から2009年の3,386万人へ393万人減り、派遣などフルタイム型非正規労働者は、1995年の176万人から2009年の567万人へ391万人増えました。

 とりわけ、500人規模以上の企業の正規雇用労働者は、小泉・竹中構造改革によって、2001年春からたった1年の間に125万人がリストラされています。解雇規制が強すぎて首切りが不可能なはずの日本の正規雇用労働者が、今の「派遣切り」の10倍近い人数となる「正社員切り」にすでにあっているのです。

 現在進行中の経済危機においても、2008年10月から今年9月までに、「正社員切り」(100人以上の事例のみ)は、4万3366人で、そのうち製造業の「正社員切り」が2万3235人と半数以上を占めています。(厚生労働省の8月18日時点での調査)

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