何かを望む時に、それを達成する手段は複数あるのですが、それらの手段のそれぞれにリスクが付き纏います。そして世の中にはリスクを物ともせずに大胆に行動する人もいれば、どんな些細なリスクにも尻込みして何も手を出さない人もいます。ただ、現状を変えたいなら行動しなければなりませんし、行動するならリスクと向き合う必要があります。人生は長いので遅かれ早かれリスクと向きあうこととなり、どうせ向き合うなら失敗しても取り返しのつく若い年代からどんどん向きあわないとまずいのでは?といった感じですが。
ちなみにリスクを嫌って何か上手いことしようと考える人は、こんな感じです。
A:就職出来なかったらどうしよう?
↓
B:起業すれば?
↓
A:起業しても失敗したらどうしよう?
↓
B:就職出来ない状況と変わんないじゃん?
↓
A:セーフティーネットがないよ。
↓
B:自己破産に生活保護もあるんだけど?
↓
A:そんなの嫌だ。
↓
B:どうしたいの?
↓
A:楽して儲けたい。
↓
B:死ね。
基本、毎日会社に行って働いているサラリーマンもいざ不景気になるとリストラやらボーナスカットやら給与減やら、最悪明日会社が無い!などのリスク(不景気ならすぐに仕事が見つかる可能性も低いし、泣きっ面に蜂かと)があるわけですし、そういうのと向き合えないようじゃ生きていく上でマズイんじゃない?と思うのが個人的には普通だと感じております。
12 件のコメント:
リスクと向き合えないのは、日本全国、公務員的(年功序列、終身雇用)な思想で育てた結果ですな。
そんな環境で働いた世代に育てられた子供が、就職難や実力主義に置かれて喘いでいます。
自分の子供から借金して更に年金まで要求する。
それで働き口も作らないなんて、何て親なんだあああ!!
親子間の因果応報と言うべきものでしょうか。
日本では起業のリスク、ハードルが高すぎるのではないかと。
まず資金調達が難しい。銀行は担保も何もない若者にお金は貸してくれない。そこでベンチャーキャピタルが必要だけど、そもそもVCの数が圧倒的に少ない。個人レベルでお金持ちが若者に投資するという文化もない。結果、資金がなくてもできるビジネスモデルを考える必要があり、選択肢が狭まる。
また、失敗した場合のリスクが高い。
某国では雇用が流動化されているから起業して失敗しても就職できるけど、日本で自己破算や生活保護という過去があると、中小ブラック企業への就職ならともかく、大手企業へはまず無理だよね。そもそも中途採用の門戸が開いていない。
大手企業の給料並のリターンを得るための起業リスクが割に合わないほど大きすぎるのがいけないんだよね。凡人には特に。
ところで、
楽して儲けたい=ローリスクハイリターン
ってことだから、考え方的には別にいいんじゃない?
>KAN-CHAN
大学に4年間通って就職出来ないってのもかなりデカいリスクかと。
例えば東京の私大に通い年間
学費:100万円
生活費:100万円
で200万円かかるとすると、4年間で800万円。
飲食業を作るのに300万円くらいかかるとかいうので、800万円もあるなら、2回起業出来ると考えられる。そのお金を投じて結局就職出来ずに金を奪うだけの負債になると考えると、その損失とどう向き合うのが良いか?なんて風に思ってもみたり。
あと、個人事業を始めるのにかかる費用なんて0だし、起業に資本かかるなんてのは、やりたくない人が使う言い訳にはありでは?程度にしか思ってないです。稼いでから会社作ってもいいわけだし。
> 大学に4年間通って就職出来ないってのもかなりデカいリスク
そう、だからこそ学生たちは投資を回収するために大企業への就職へ躍起になっているわけで。
で、一般的に考えて18歳で起業ってのも現実的ではない。
また、少なくとも大卒という肩書は手に入るので800万の対価がないわけではない。
> 起業に資本かかるなんてのは、やりたくない人が使う言い訳
それは言いすぎじゃないかな。
資本ゼロで起業はできるけど、できることが限られるでしょ。
Googleだって創業時に資本提供があったわけだし。
起業を支援する仕組みや文化があるとはいえないこの日本の状況において、新卒で採用されないなら起業すればいいじゃん、というのは「言うは易し行うは難し」じゃないのかなぁ、と。
日本はアメリカではないのですよ。
もっと簡単に起業も再就職もできる社会の方がいいと思ってはいるんだけどね。
就職が目的なら人手不足の業種にいけばOKだと思うわけです。例えば介護職とか。で、
介護職はやりたくない!
3K!
職業選択の自由!
なんてことになるわけですが、人が要らない状況で会社が無理矢理雇用してやる必要もないですし、就職が目的の人はそこに文句言ってもと思います。
自分がやりたいことをして生活の糧を得たい。
しかし、既存の企業ではその様な人材の募集がない。
なら、文句言って騒いでも何の解決にもならないので、自分でやれば?と。自分でやり始めたら、それは起業に他ならないわけです。
何もしないでいても金がかかりますし、何かをしても金がかかります。そして、遅かれ早かれ金と時間はなくなり、結局のところ何かをしなければのたれ死ぬわけです。
そこでまあ、大学に使った800万円もあれば何か出来るもんだと思うんですけどね。
あと起業に金かかる幻想を世の中全体が捨てた方が良いんじゃないかと思います。例えば、ケンコーコムの人は自宅の隣が薬やビタミン剤を作っている化学工場だったので、まずはネットで注文を取り、買いたい人がいたら隣の工場で仕入れて、それを配送したそうです。なので、先に売上れば手元にお金なくてもやっていけます。別に手元にお金が無くても、何かを先に売ってお金を手に入れ、後で調達すれば良いわけです。
もし、家の隣がコストコだったら?なんて。
あと、保険の販売員とかも仕入れがゼロで在庫が腐らないようなものなので楽に起業出来るビジネスですね。アフラック等は個人代理店を募集していたりもするので、セールスが得意な人にはオススメなんではないでしょうか。
不動産の販売員も、売りに出されている不動産を住居を買いたい人や借りたい人に紹介して手数料を稼げばいいので、似たようなビジネスかと思います。
まあ、ビジネスによっては保険の販売などもそうですが免許が必要だったりもするので、その辺は面倒ですが、これらの資格試験は、大学受験とかいう試練を乗り越えられる人々にはとても簡単なことでしょう。
なので、手元のお金がなくてもなんとかなる場合が殆じゃないでしょうか。
で、お金が無くても出来ることって色々あるのに、そんなに何か始めるのが難しいかなぁ?というのが個人的な感想。
多くの文句を言っている人々には、大学で4年間も勉強して、一番大事なところを使うことを忘れたんかい?と誰か突っ込んで上げて欲しい。
可能を証明するよりも、不可能を証明するほうが難しい。。。
> 手元のお金がなくてもなんとかなる場合が殆
> お金が無くても出来ることって色々あるのに
お金が無くてもできることは色々あるってのには同意するけれど、
お金がかからない=参入障壁が低い=競争率が高い
ではないのかな、と。
もし、お金がかからないけど競争率が低くてすぐに軌道に乗るであろうビジネスを思いついたのなら是非やってほしい。
> 何もしないでいても金がかかりますし
問題はそこでしょう。起業そのものにお金がかからなくたって、金がなければ生活できない。
生活できるだけの売上って、起業してすぐにあがるんでしょうか?
自分で食べられるようになるまではケンコーコムの人のように実家(親)に頼ってもいい?
それはもはや親という名のVCで、それこそが起業の資金に他ならないと思う。
親に頼らないとしたらバイトで食いつなぐ場合が多いのではと推測するけど、
それって昔からいる「夢のために今はバイトしてお金貯めているんだ」的な若者と何も変わらないよね。
そうした若者の多くが若者でなくなった後にどうなったのかは、きっとご存じでしょう。
バイトも起業もいつでもできるけど、大手企業の社員には新卒でないとなかなかなれない。
この事実に打ちのめされている就職氷河期世代をリアルに見てきた現代の普通の若者が就職にしがみつくのは、ある意味正しいと思う。
先細りの世界で業界再編が起きるであろう中で就職に勤しんでも、小さなパイの奪い合いで魅力ないと思うし、大人数でそれを必死に奪い合えば、さらに競争率が高まって、下手すると起業の方が全然簡単なんじゃないの?と個人的に思う。
そんな状況で、どんどんとハードルの上がっていく就職にこだわって、競争に負けて無職で生活に困るって状況になっている人がいるとしたら、、、まあ、お気の毒様でと。
あと、
> 生活できるだけの売上って、起業してすぐに
> あがるんでしょうか?
別に上がんなくても良いんじゃないの?例えば、コンピュータに詳しいけど、仕事が無い人はバイトしながら、バイト無い日とかに知り合いの会社に行ってコンピュータの修理をしたり、サーバセットアップしてお金とったり出来るし、その後、月々のサポート費とかで1万円とか貰ったりね。そこからクチコミで色んな会社と知りあって、気がついたら毎月のサポート費用とバイト代で、周りの会社員達よりも手取りが1.5倍位多かったなんてことになればラッキーでしょう?
起業っていうと、会社起こして毎日そればかり一生懸命やっているなんてイメージに考えるのでしょうか?別に勝手にイメージ作って、その考えに囚われんで良いと思うんですけど。
ホリエモンのやりたい事が「宇宙事業」みたいなもので、IT系のお仕事をこなしているのは宇宙事業の資金を稼ぐみたいなもので、一般の人の感覚からすると???だと思うけど。事業をやるってそういうことじゃないんかなぁ?と。手段と目的を履き違えると、大事なこと忘れるみたいな。
なので、別にもっと楽に考えて、もっといっぱい稼げばいいのに、世の中の若者って難しく考え過ぎなの?と思う次第。
> 会社起こして毎日そればかり一生懸命やっている~その考えに囚われんで良い
囚われてないからこそ、バイトで食いつなぐと書いたのですが。
> もっといっぱい稼げばいいのに
大手企業正社員よりも(短期的にも長期的にも)いっぱい稼げるのならそうすればいいと思うよ。
でも、そうでない人のほうが大多数だと思うよ。
だから、新卒という一生に一度のチャンスは最後まで諦めないほうがいいよ。
と述べている次第。
起業という生き方も普通にあるんだよ、と選択肢を増やしてあげるのはいいと思うけどね。
大手自体が狭き門だし、そこ入るのって全体の5%とかでしょ。あくまでも入れたらラッキー程度。
努力との利益率計算すると、そんな可能生にかける人って計算能力低い人材に見えません?宝くじが数学が出来ないアホへの税金と呼ばれるみたいに。で、そんな人々を採用する日本の新卒採用重視な会社って、やはり滅んで行くよね。実際、かつての勢いは無くなっているし。失われ続ける20年だし。こんなアホシステムでは、競争力ある人材など育たん、と。
なので、新卒採用から逃げて!!~が、これからの国家繁栄のためかと。新卒も企業採用から逃げて~、だしね。
新卒カードが宝くじ程度にしかならず、しかも4年間の歳月と800万円程度かかるなんて、実に質の良い詐欺商品だよね。
起業してサラリーマンよりも稼ぐこと自体が狭き門(自営業者の平均年収は雇用者の約半分)だし、個人事業の10年後の生存率って10%程度でしょ。あくまでも成功できたらラッキー程度。
起業が成功する可能性にかける人って計算能力の低い人材に見えません?
と煽ってみる。
新卒採用重視な会社が滅ぶだろうってのは同意。
こんなシステムがなければ、僕だってこんなことを述べる必要がない。
日本では博士・修士が就職できないなんてバカなことをやっている。
こんなアホシステムはさっさとやめればいい。
やめたほうが企業にも学生にも日本にもメリットが多いと思うんだけどな。
大卒じゃなきゃ取れない資格、なれない職業が存在するのだから、
それを詐欺商品にするか有意義なものにするかどうかは本人次第。
・・・と理想を言いつつ詐欺商品に近いかもと思っていたりもする。
地方在住なら大学なんていかずに高卒で大手の地元採用枠に入るのが勝ち組だよねー、なんて話を同僚としたことあるよ。
大卒大手(or公務員)>高卒大手(or公務員)>(越えられない壁)>大卒中小>高卒中小
中小企業の生存率って、当てにならんと思うんですけどねぇ。会社畳む理由は儲かったんでやめるってのあるし、面倒だから一旦潰してやり直すってのもあるし。例えば、個人事業なんて明日、開廃業届を出して廃業し、明後日開廃業届出して開業もありなので。
あと、個人事業主や中小企業の事業者がサラリーマンよりも平均年収が低いのは、事業所得だからです。全部を利益として申告してたら、勝ち組サラリーマンよりも収入が大きくなってしまいます。(つか、そんなの分かっているのにわざわざ突っ込んでるでしょ?)
ホリエモンなんて平均家賃80万円のヒルズレジデンスに住んでおりますが、支払っている所得税は赤字だったとのことなんで、ゼロです。毎月80万円の家賃を払えますが、所得税はゼロってことは年収がゼロからマイナスで、サラリーマンに負けているってことですが、平均的なサラリーマンはヒルズレジデンスのような場所にはまず住めません。
ってなわけで、普通の就職なんてオススメしたくないのが、個人的な気持ち。
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