2008年8月15日金曜日

アヒルに食い物にされる国:日本

前回の記事でガン保険なんて役に立たないよねーという記事を書いたのだけど、こちらのBloombergの記事に寄れば、アフラックでは日本の売上が落ち込んでいることにより、収益性が悪化しているとのこと。で、アフラックの利益のうち、実に3分の2が日本からの売上によるものだそうです。

こうして、日本人の貴重なお金はアメリカの一企業を肥やすのに使われるのでした。本来のお金の使い方は、自分自身を肥やすために使われるべきなんですが、他人を儲けさせてどうするんでしょう?

保険会社のやっていることは、今日明日に使われることのないお金を人々から集めて、それを投資に回すことです。加入者が増えれば増えるほど金額は大きくなるので、それだけ大きな利益が生れます。でも、それを自分でやった方が保険会社が利益を奪う分がなくなるので、より儲かるのではないでしょうか?

例えば、毎月5万円を貯蓄に回し、安全な債権(外国の国債とか)へ投資に回したとします。外国債ですと5%以上の利回りのものがありますので、そちらに投資するとしましょう。外国債に投資する際には為替の差額で損をしたり得をしたりすると考えてしまいますが、10~20年と為替の動きを見ていると、例えば米ドルは80円くらいまで安くなった時もあれば、135円程度まで高くなる時もあります。ただ、平均は115円くらいでしょうか。10年以上に渡って投資をすると、毎月買っている分には平均値に落ち着きますので、あまり為替差益が発生しなくなります。なので、為替については余り関係ないものとし、毎月5万円の投資で年利5%の利益が生れる場合、30年後にはいくらになるか計算してみましょう。

結果は、

10年後:754万円
20年後:1,983万円
30年後:3,986万円

となります。年利5%から生れる利益にさらに毎年5%上乗せされていきますから、長期的に見れば、凄い金額になって行きます。ボーナスなどを上手く早い段階から上乗せできれば、金額はもっと増えることとなります。

わかりやすくまとめると、

・30年も毎月一定の金額で為替を買っていると、為替で損は起きにくい
・債権なので半年や1年と定期的に見直すだけで、リスクも少なく安定金利を確保出来る
・30年間、毎月5万円で約4000万円になる


ってことです。

3986万円まで貯めた後、退職金を少し使って、4000万円にしたとしましょう。ここから生れる年利5%の利益は、200万円です。利息を毎月受け取る債権を扱った投資信託もありますので、それを使えば毎月約16万円の支払いを受け取ることが出来ます。これに年金を合わせれば、素晴らしい老後がおくれることでしょう。

でも、あなたが余計な保険にお金をかけ、自分の貯蓄を無くしてしまうのなら、あなたが本来手にするはずだった多額のお金は、すべて保険会社の利益になってしまうわけです。自分のお金から生れる自分にとっての利益を、最大限化するためには、お金の知識が必要となってきます。

こうしたお金に関する最も素晴らしい入門書は、ロバート・キヨサキの『金持ち父さん、貧乏父さん』でしょう。自分もこの本を読んでから、ありとあらゆるお金に関すること(保険も含む)を自分の利益を最大限化するために使うことを学びました。そもそも、何故多くのサラリーマンは一生サラリーマンのままで過ごしお金持ちになれず、何故お金持ちはどんどんお金持ちになれるのか?について分かりやすく書いてあり、その気になれば、あなたも今日からお金持ちになれるステップや考え方が身に付きます。本の内容も面白いエピソードを交えて解説されておりますので、楽しみながら一気に読めてしまう、とてもオススメの本となっております。まさに目から鱗。



金持ち父さん貧乏父さん

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