2007年10月21日日曜日

雑誌:Big Issueについて考える

有楽町でホームレスの人がビッグイシューを販売していたので購入。今回から300円に値上がりしたそうです。経営上、そろそろ値上げしたいとかで。

今までの実績としては過去4年間で669人が販売者に登録、58人が自立、ホームレスの人々に2億4090万円の収入になったとかで。

なんか良い数字にみえるけど、4年間で2億円を669人で稼いだってのは、一人年間約9万円稼いだってこと。生活保護で支給される金額の半分以下の売上しかない。それってどうよ?と思った。

とはいえ、上記の計算は、現時点で669人がそのまま活動しているという条件に基づいている。仮にアクティヴな販売員が5分の1の135人と考えれば、年間利益は一人45万円になる。でも、年間45万円ってなに?東京のサラリーマンの一ヶ月分の給料じゃないですか。厳しいです。所得税すら課税されません。

自分は社会復帰の助けをするのは、至極当然でとても良いことだと思っています。なのでビッグイシューの販売員を見かける度に買っていますが、上記の計算から考えると、少し虚しさを感じました。自分の一票が選挙を左右することが殆どないような虚しさです。

だからといって社会貢献はやめませんが。

きっと将来は、まとめて2億円寄付とかしていることでしょう。お金を稼ぐのは楽しいですし、それで失敗した人は社会へ還元し、機会をすべての人に提供すべきなのです。

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