2008年5月20日火曜日

Business Mind:セミナー

17日に新宿でジェームス・スキナー氏による「ビジネスマインド」というセミナーに参加して来た。
ビジネスマインドとはビジネスを興す人のマインドはどういうものか?というもの。ジェームス・スキナー氏自身の体験や何百人と言う起業家、社長などをコンサルティングして来た経験から、一般的な労働者の人々と起業家の人々との間にある決定的な違いについて語られた。

話の中身的にはジェームス氏著の「成功の9ステップ」という本に登場するエピソードが多い。そもそも9ステップの中身がそういう本なので、まあ当然なのだけど。とは言え、セミナーの良い所は極めて短時間で数ヶ月、時には数年にも渡る経験によってでしか分からないことを一瞬で学べることにある。


ビジネスマインドとは?

ビジネスを志す人は結果に集中し、労働者は努力に集中する。
労働者の考えは、常に努力に集中している点にある。これだけやったのだから、これだけ努力したのだから、これだけ残業したのだから、これだけ客先を回ったのだから、といった努力を元に評価を求める。しかし、結果がゼロならその努力は意味が無い。時間とエネルギーの浪費に過ぎない。ビジネスマインドを持つ経営者は常に結果にフォーカスをおいている。結果が出れば何でも良い。楽しても、何もしていなくとも、とにかく結果を生み出してくれれば良いと言う考え。そもそも結果が生れなければ、稼ぎも生れない。稼ぎも生み出さない労働に対価は支払われることは無い。よって、労働者が努力にフォーカスしているうちは、決してお金持ちになることも、その労力が報われることも無い。世の中を動かしているのは結果を出し続けている人である。

24時間・週7日、常にビジネスのことを考えている

100Wの電球と50mWの電球、光が強いのは100Wの電球だ。しかし、50mWのレーザーを目に当てれば、目は失明してしまう。100Wの電球を見続けたところで目は失明はしない。より少ないエネルギーでも集中することによって大きな結果の違いを生み出す。
ビジネスマインドを持つ経営者は毎日ビジネスのこと、会社のことを考えている。定時になったら仕事や会社のことを忘れて遊び出す労働者とは違い、常にビジネスと結果に集中している。それくらい集中して物事に取り組めば、大きな結果を生み出すことが出来る。自分のビジネスには100%集中しよう。

不満やクレーム、各種障害は最大のチャンス

ビジネスマインドを持つ人は世の中の問題に気づく感性を持っている人である。例えばファーストクラスの飛行機に乗る時には、エコノミーの数万円のチケットに対して、100万円以上のお金を支払う場合もある。では、100万円に見合ったサービスはあるのだろうか?というと、実際は差別化の少ない酷いサービスが待っている。空港に到着した時に車を預かってくれない。ラウンジがしょぼい。ラウンジの雑誌には「持出厳禁」のシールが張ってある。100万円以上ものお金を払うお客様に対して原価70円の雑誌を無料で提供出来ないほどケチなのか?チェックインの際に並ばなくてはならず、列が短いことを除けば、エコノミーと変わらない。そもそもチェックインと言う作業を行わせること自体、100万円も払っている人に対して失礼。チケットを準備して出迎えてくれるぐらいしないと100万円以上の価値が無い。手荷物を預ける時に、エコノミーやビジネスと同じベルトコンベアーに乗せる。といった具合に、不満なことは多い。こうした不満を解決する素晴らしいサービスを提供すれば、そこにお金持ちの人々は群がってくる。世の中が不景気になってもファーストクラスを利用する顧客数はあまり減少しないことから見ても、富裕層をターゲットにしたビジネスというのは好景気、不景気に関わらず強い。

顧客からのクレームもビジネスをより良くする最大のチャンス。逆に、普通のお客様は少々の不満があっても口にはしない。なので気づかずに過ぎてしまう場合が多い。クレームを言ってくれる人と言うのは貴重な存在。それを解決することでより良いサービスや商品が提供出来、それらが差別化を生んで利益に繋がる。

政府の規制もビジネスチャンス。規制が多い方が競合他社にとっても参入しにくいことを意味する。早い段階で規制の多い市場に食い込むことで、その業界の独占権を得ることが出来る。独占権を得れば、利益は思いのまま。弁護士ですら尻込みするような規制の多い分野を狙うのもビジネスマインドを持つ人なら可能。


他にも色々と面白い話が聞けました。ビジネスを成功させたいと望んでいる人は、こうしたセミナーに参加すると時間と労力を大きく節約で来ますので、ぜひ利用しましょう。


成功の9ステップ



成功研究会

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