2007年9月12日水曜日

おいおい、農産物!!

農産物の先物価格が連日凄い勢いで上がっています。もともと安値で放置されていたとは言え、ここにきて世界のお金が投入し始められたのでしょうか?こちらとしては待ちくたびれていたところなので、嬉しいのですが、反面来年あたりに食料品を始めとする物価が全面的に上がりそうです。

しかし、問題はそれだけではなく、例えば服の値段も上がるということです。例えばアメリカでは一人当たり9枚のジーンズ消費を見込んでいます。これにさらに中国が4枚、インドが2枚消費するようになるというのです。アメリカが2億人として2 x 9 = 18億枚のジーンズです。一方中国は13億 x 4= 52億枚のジーンズ、11億 x 2 = 22億。

ある日、18億枚の需要だったものが92億枚の需要になったら、、、って考えただけでも怖いですね。ケーキやコーラ、アイスクリームなど、中国ではかつて消費されなかった砂糖を大量に使用する食料品の需要も上がっており、砂糖の消費量および輸入量は年々倍増中です。ぞっとするでしょ?この事実。

こうなってくると農産物への投資は、既に投資としての役割を果たさず、単に来年以降値上がりされては困る一般的生活必需品へのヘッジでしかないです。値上がりしたら困るので、値上がりする方向に賭けを投じ、それが当たれば利益が出るので、それで値上がり分をカバーするってだけですが、これをやる人とやらない人では大きな違いを生み出すことでしょう。

とりあえず、農産物ファンドへ投資しておいてはいかが?

商品投資に関するお勧め本はこちら


大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代

0 件のコメント: