2008年4月22日火曜日

自給自足が不可能と思える日本の農業環境

日本は食糧の殆どを輸入に頼っている状況で、それが災いしてか中国産野菜が国内に入ってくると食の安全が脅かされる!とか騒ぐ原因となっているわけですが、こんなことで騒ぐようになると、地方に土地が余っているわけだから、そこを農地として使えば自給自足も出来て国家としても他国に依存せずに自立出来るなんていう人が出てきます。しかし、農地が増えて消費される水の量が増えれば、いきなり水不足になって生活が困るんじゃないか?という疑問が出て来ます。水不足?これはどいうことか?というのが今回の話。

仮想水(virtual water)という考え方があって、これは農産物を作るのに水が使われるけれど、農産物を輸入している国ってのは、本来はその国で水を使って作られたはずの農産物を買うことにより、使用されるはずであった水資源を節約出来たわけねって話。例えば、小麦を作るには、収穫量の1000倍の重さの水が必要と言われています。仮に1kgに対して1tの水が必要って訳ですね。でもって、日本は農産物を殆ど輸入に頼っているわけで、この仮想水の量も尋常じゃないと。この辺参照

中国の工業化が進み、工業用水として使われる水の量が増えて川が干上がり、湖が消えたっていう話があるけれど、仮に日本が現在自給自足の生活を始めようとしたら、同様の問題に衝突するのではないか?と思えるわけです。つまり思ってた程、自分たちは水資源を持っていなかったと。こうなってくると自給自足は幻想に他ならないわけで、諸外国の人々が食料を売ってくれなくなるという事態は避けなければなりません。

とりあえず輸入野菜が危険なら、自給自足をすれば良いなんて考えは、今の状況では非現実的に見えるもんだなと思った次第です。

参考コラム

1 件のコメント:

くりきん さんのコメント...

とても自分で計算する気はおきないけど
魚介類の漁獲制限無視して
畜産食わなきゃ、もう少し
見通し明るいと思う。

日本に限れば。