2008年4月16日水曜日

チベット問題についてはそっとしておきたい理由

中国と言うのは元々多民族国家で、歴史を見れば分かる通り争いが耐えない。しかも、争いのたびに国がバラバラになるので、今のように、実情はどうあれ、まとまって見える方が稀。そして、こんな安定して見える状態と言うのは、出来れば今後も続いて欲しいというのが各国の望んでいるところだろうし、中国とビジネスをしている人々もそれを望んでいる。

ここでチベットの独立を認めてしまうと、次は台湾が騒ぎ出すだろうし、また格差社会に不満を抱いている数多くの人民が反乱を起こす確率が一気に高まる。そのような状況に陥ることは、全世界の望むことから反する。加えて戦乱がもたらすことと言ったら原材料の高騰である。ただでさえ世界が不景気に陥っている中、石油や食料が大幅に高騰することがあったら、現在の食料価格や生活負担が数倍に跳ね上がることだろう。これは企業努力でどうにでもなるという範囲を超えているだろうし、全世界が心からやめてくれと願う状況に間違いない。日本国内でも既に多くの食料品が値上げに動いている。これがさらに加速されるようなことになったら、みんな文句を言うに決まっている。自分たちの行動は棚に上げて。

のんきにチベット独立を叫ぶのも人道的には良いかもしれないが、いったんその方向にことが進んだ時に起こるマイナスの要素はとても許せるものではない。なので、各経済大国とその人口の大きさから言って、チベットのような小国が独立するとかしないとかいうのは、触れずに済ませたい問題となるわけだ。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ダライ・ラマというのは清の皇帝が命名した無数のチベット宗教の中、大きな4つの派閥の一つ、黄教のトップ僧侶の位です。「チベットの最高宗教・・・」云々というこそ、他の流派と宗教の弾圧です。ちなみに教義が一番残酷な宗教で、オームの手本、ポアという言葉の元で、ダライ・ラマの一番弟子は松本教祖という事実、決して忘れてはなりません。

dkc さんのコメント...

こちらによれば、その説は間違いとされている。歴史の解釈は様々だろうけど。