2008年7月2日水曜日

スタグフレーションは好景気に向かう調整のサイン

朝、電車に揺られて通勤していたら、目の前の男性が読んでいたスポーツ新聞の一面に『朝青龍、給料上げろ!』という見出しが目に入りました。横綱は年収が4,000万円を超える職業なので、何を寝ぼけたことを、、、と思いつつも、最近の様々な物価上昇の中、給料が据え置かれている状況はおかしいとの声で。はい、一理ありますね。

世の中の物価が上がれば、当然それによって売上と利益が増えなきゃおかしいわけなのですが、現在は不景気で、給料を減らされている方も多いのが現状です。しかし、原材料の値段は高騰し、どの産業も製品の値上げを行わなければ利益が圧迫される状態となりました。そうすると、時間の流れ的には、

1、企業の利益が奪われる状態が発生
2、それに伴い値上げ(物価上昇) ←今ここ
3、値段が落ち着いた後に利益が発生

となります。当然社会を支える会社員の給料が減っているところに値上げの波が襲うわけですね。こうなると、収入減の支出増となり、みんな財布の紐を引き締めます。そして企業の売上は減り、ますます会社が社員に支払う給料の源泉は枯渇へ向かうわけです。

こうした不景気の中で物価上昇が起きる現象をスタグフレーションと言います。歴史を通じてオイルショックの際に頻繁に起きて来ました。ただ、こうしたスタグフレーションの後には好景気がやって来るもので、今後数年経てば、みんな今の辛い状態をケロッと忘れて消費に励むようになるんでしょうね。その頃には物価上昇と収入上昇のインフレ状態になっていると思われます。

そうなる前に、今のような不景気な時に株へ投資を増やしておくことは、とても良い考えと言えます。現在の状況が、好景気に向かうための調整の時期というのが分かっているわけですから、安心して投資が出来るまたとないチャンスです。10年も経てば、遊んで暮らせるくらいの資産は貯まることでしょう。こうした絶好の機会と言うのは100年間で3~4回程度しかないでしょうので、今はまさに最高の時期と言えます。

みんな、黙って中国株買っておこうぜ。


ジム・ロジャーズ中国の時代


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