2008年9月4日木曜日

原則を学んだ後は地味な作業を続けるだけ

例えば株とかの原則は、良い企業の株を安い時に買うってことです。
そのためには株を買うお金が必要ですので、普段から貯蓄をしておく必要があります。

普段から貯蓄をするためには余計な贅沢をしない生活が必要です。外食はせずに自炊。外食するのは奢って貰える時だけ。お昼などは自分の家で作って来た弁当とか、食べないで過ごす。自販機で飲料水を買わない。水道水で済ませたり、とにかくお金をかけない。休みの日は出かけずにじっとしている。投資好きなら図書館に行って四季報を読みまくったり、今後流行りそうなトレンドの調査とか、そこで儲けられそうな企業の株などを調べて市場分析も良いけれど、図書館みたいに、お金をかけないでやることが大事。

さて、そうまでしてお金を貯め続けた後は、不景気の時に安くなった株を買い叩くことです。今みたいに不景気な状況では、株の値段が下がり続けます。ちょこちょこ上がって、ドスンと下がり、ちょこちょこ下がって、下がり過ぎたら急激に上がる、といったような流れを繰り返し、世間の景気が回復するのを伺う流れになります。

ここで下がり続ける株価を見ながら、流石にこの辺は安値だろうと思ったところを買って行くのです。で、また上がったり、下がったりします。上がった場合は暫く様子見、買値よりも大幅に下がったら、少しだけ様子を見て、全体が大きく下げた日とかに追加で買いを入れて行きます。

こうして株価が安値安値を付けている間も、仕入れを頑張り、元の水準まで株価が戻る日を待つわけですが、非常に地味な作業です。株価が急に回復するわけでもないので興奮もありませんし、儲けがすぐに出ないので面白くも何ともないでしょう。明らかに地味でつまんないです。

でも、こうして安値の時に株を仕入れておくことで、将来の大きな儲けが生まれるわけです。こうした地味な作業と言うのは、料理の下ごしらえのようなもので、おろそかにせずにしっかりと下ごしらえを作っておくことが、料理の味を最大限に引き出す重要な要素となります。つまらないながらも、市場の安値を探りながら株を購入することで、素晴らしく美味しい投資となる可能性を高めるわけです。

地味です。退屈です。でも、これをやる人がお金持ちになり、退屈でつまらないからやらないという人が、せっかくの目の前にあるチャンスをふいにするわけです。



株の原則 (知恵の森文庫)




お金持ちになれる人 (ちくまプリマー新書)

0 件のコメント: