工業用に限定された事故米を食用に転用していた米販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が農林水産省に、「事故米を2割ほど、正規米に混ぜて出荷していた」と説明していることがわかった。(中略)
農水省の調べでは、三笠フーズが正規米との混合を認めているのは、カビ毒のアフラトキシンB1が検出されたり、水でぬれたりした分で、いずれも「うるち米」。有機リン系の農薬成分メタミドホスが検出された中国産の「もち米」800トンについては、「混ぜていない」と説明しているという。(後略)
asahi.com 朝日ニュースより
ここで耳慣れない「アフラトキシン」について、Wikipediaなどで調べてみると、
アフラトキシンは地上最強の天然発癌物質であり、その毒性はダイオキシンの10倍以上といわれる。
とかいう記載が。また、そこからからリンクの張られている東京都健康安全センターの参考資料によると
アフラトキシンは特に発ガン性が強いことが特徴です。わずか15ug/kg(ug:百万分の1g)のアフラトキシンB1を含んだ飼料で飼育されたラットは、全て肝臓ガンになりました。
と何気に極少量の基準値以上を摂取すると発癌性が100%とかいう、ふざけた物質であることがわかる。
それが原因かどうかは分からないけれど、工業米が混入され始めたとされる10年以上前からの肝臓ガンの発生率が急に増えているデータはどういうこっちゃ?と考えざるを得ない事態に。
こうなると米、米加工製品とか怖くて食べれないですね。煎餅とか米を使ったお菓子も危険とかで、中国の野菜の方が安全なんじゃないか?とすら思えます。
と、ここまで書くと妙に不安を煽っているみたいですのでアンチテーゼ的な意見として西日本に肝臓ガンが多いとされる理由の考察:
日本における肝細胞癌の原因の90%が肝炎ウイルスの持続感染である。大雑把に言って、C型肝炎ウイルスが80%、B型肝炎ウイルスが10%である。C型肝炎ウイルスの感染率は西日本で多く、そのため肝臓癌の死亡が西日本で多い。県別のHCV(HCV=C型肝炎ウイルス)感染率の図を参考に挙げておく*1。C型肝炎ウイルスの感染率が西日本で多い理由は、もともとそうだった(風土病だった)のと、医原性の感染が考えられる。
んで、国立がんセンターの統計が急に増えた理由としては「肝硬変」から「肝臓ガン」になった人を、1994年までは「肝硬変」で死亡ってことにしていたけど、1995年以降は「肝臓ガン」で死亡に含めることに統計条件を変えたようです。なので、見た目が急激に変わっているように見えると。(参考リンク)
にしても、1970年代半ばからの死亡率上昇はちょっと怖いね。全人口の比率から考えると殆ど増えていないそうですが。ってか、1970年代からそんなに急激に人口が増えたのか、日本は?グラフで見るとなんか実感が湧かなかったりもします。
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