リッツカールトンホテルの企業説明会では、世界最高峰といわれるリッツのサービスで歓迎されるそうです。優れたサービスを受け止める力のない人は、こんなすごいサービスをされてしまって大丈夫だろうか?と、そこで萎縮してしまい、働こうとは思わなくなってしまうようです。
世界最高のサービスも、それを受け取れる器を持たない人が与えられると、満杯のバケツに水を注いだが如く溢れ出してしまい、せっかくの良いものが無駄になってしまいます。
これと同じことは他にも言えます。素晴らしい仕事、素晴らしい職場、素晴らしい教育、素晴らしい人間関係、素晴らしい環境、なんでもそうですが、それを受け止めることができて、初めて生きるのです。
勉強に興味がない人にハーバードやスタンフォード、MITは無意味な存在です。しかし、自分の知性の先を求めるための学術機関としては、それらの大学が応えてくれます。
できるだけ安く寝泊まりしたいという人にリッツやマンダリンオリエンタル、コンラッド、ハヤットなどのホテルは不要です。何とかインやカプセルホテルで十分なのです。しかし、すべてに配慮が行き届いた最良の時を過ごしたい人々にはトップクラスのホテルの存在は代えがたいものです。
自分を高めるからこそ得られる世界があるわけですので、常に自分の器の広さというものを意識して広げていく必要があります。その努力をしないで、あれがダメ、これがダメと文句をいうのはやはり筋違いだと思われます。
そんなことをふと思ったので、書いてみました。
リッツ・カールトン20の秘密―一枚のカード(クレド)に込められた成功の法則
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