国債なんて買うな。絶対に買うな。

個人向け国債がキャンペーン中です。山手線の車両の中でも一生懸命宣伝中。でも、こんなの買う人はアホですね。

国債とは国の借金です。「こんだけ貸して下さい、あとで利子つけて返しますから。」という商品です。で、その利子を付けて返すためのお金を国がどこから手に入れてくるか？といえば、税金しかありません。国債を買う人がいれば、それだけ借金を重ねるわけですから、利子の支払いも大変になります。

ちなみに、財務省の発表によれば、現在の国債発行額は542兆円。これは国民一人当たり424万円の借金をしている計算になるそうです。（資料1）

で、これをどうやって返していくかというと、借金を先送りして次世代に任せるのではなく、基本的財政収支を見直し、黒字化を測って徐々に借金を減らそうということらしいですが、どうもそのためには増税をするんじゃないか？と勘ぐりたくなります。財務省のこの説明（資料2）を見る限り、黒字化を目指している方の左下の項目：税収等の大きさが、赤字のときと比べて大きくなり、その分、利払費・債務償還費が大きくなっています。まあ、何をいわんやとしているかというと、税収を増やせば国債を買った人にしっかりとお返しがしていhttp://www.blogger.com/img/gl.link.gifけそうですね、ということです。

馬鹿を言うなと。

定率減税が廃止になり、住民税が倍増している昨今、さらに所得税を増やせば、国民の収入は減る一方で、なおかつ出て行くお金は最近の商品市場の値上がり、最近ではキューピーマヨネーズ値上げ、その他、原油の値上げ、小麦の値上げ、etc(Google News参照）などを見ていれば分かるように、増えていく一方です。

そんなわけで、国の借金を増やすような行為に加担して、所得税の増税を招き、自分達のクビを絞めるような真似だけは避けたいですね。

大体、借金の酷さを唱っている財務省が、個人向け国債を発売しているのですから、お話しになりません。しかも、書いてあることは良いことずくめ。国って、本当にアホですね。国民を苦しめる商品を、さも素晴らしいもののように宣伝するだなんて、どんな詐欺師なんでしょう？