2008年3月14日金曜日

デザインとは

優れた定義に出会うと、まるで何十年もの悩みが急に氷解し、天から温かい光が降りそそぐ中で大いなる安らぎを感じるような状態になる。それはとても心地良く、世界が自分のために微笑んでいるような錯覚を感じさせてくれるのだが、今回はデザインに関しての素晴らしい定義を見つけたので、そのメモ。はい、前置きが長い。

デザインとは
物事を今までよりも遥かに簡単に達成することが出来る、誰にも考え出せなかったような解決策。

こちらのハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代という本では、こうしたデザインを考え出す能力と言うのは誰にでも備わっているものと説明されております。そして、物質的に豊かになった現代社会においてはあらゆるモノの差別化が困難になっていますが、僅かに残されている他との違いを生み出す違い、つまり他よりも価値を生み出す違いと言うのは、このデザインにあるとしています。こうしたこれからの時代を生きるために理解すべき社会的背景の説明だけでなく、その価値を生み出すデザイン力を伸ばすためのステップについても書かれている、素晴らしい良書なのでした。

今週末にしっかりと中身を吸収する予定です。



ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

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