『心配性な人だけが生き残る。』
Intelのアンドリュー・S・グローブの台詞ですね。
心配性なのは良いことですが、心配で心を奪われているとろくなことがありません。例えば、中国人労働者によって今後自分たちの労働が奪われて生活が出来なくなるのは困るなぁ、とか心配があれば、中国人に出来ない自分たちだけの強みを手に入れてしまおう、、、今すぐに!と考えます。それに対して自分はどんな行動がとれるのかを考え、それを日々試行錯誤していくことで毎日が楽しくなります。これは心配性の正しい使い方です。逆に心配に押しつぶされて、酒を飲んで荒れてしまうような状態は、、、あー、まあ精神病と言うか病んでいると言うか、良い状態ではありません。
これは何もIT関連の業種に留まらず、実際には様々な業種に当てはまったりするわけです。アメリカではインターネットで法的書類の作成をサポートするサイトが多く登場するようになってから、弁護士の仕事が減り始めたので弁護料が下がったりしたとか。また、ネット上で掛け捨て型定期保険の掛金が簡単に比較出来るようになったため、各社とも以前よりも掛金が40~60%程安くなったとか。心疾患の手術をインドで受ける代わりに、医療保険が大幅割引可能とか。これらはどれもアメリカでの話ですが、日本からも視力回復手術(レーシックとかいうやつ)を韓国で受ければ数万円で済むため、2~3万円で韓国旅行に出かけたついでに手術を受け、国内で10~30万円する手術料を節約するといった方法がありますね(実際に自分の友達も手術を受けて来ました)。
こうして考えると高給職である弁護士や医療関係の職業も、ネットにより簡単に比較されたり、また短時間で世界を移動できるグローバル化する社会で、今まで通りの収入を得ようと思ったら、他との価値を生み出す違いに取り組まなければならないこととなります。その為には将来の心配をし、今の自分を変えなければならないという気持ちが不可欠です。今は安定しているけど、この状態を危機に陥れる脅威は何だろう?と心配することが、生き残りに繋がる考えを生み出し、そこから行動が始まります。
そして、その生き残りの為の行動を起こせる人は、そりゃ最初のうちは様々な問題にもぶちあたるでしょうが、そこを乗り越えると収入と自由な時間も増え、また別の心配事が生れるまでは快適に人生を楽しむことが出来るわけです。
ちなみに覚えておくべきもっとも重要なポイントがあるとすれば、いつまでも悩み続けていると、どんどん不安に押し潰されていきますが、いざ実際に行動してみれば、毎日は驚くほど楽しく充実した状態に変わると言うことです。なので、心配に心を奪われそうになったら、行動しましょう。
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