2008年6月12日木曜日

国産の農産物が生産できなくなるようです

店頭から国産野菜が消える?米・中が肥料の輸出を実質禁止

こちらのニュースによると、日本で使用されている農産物の化学肥料の原料となるリン鉱石が手に入らなくなる模様。原因は、世界で最大のリン鉱石輸出国である中国が、自国の消費増加に備えるため、実質的な輸出税100%増と言う禁輸規制を強いてしまったためというわけです。

これにより、リン鉱石が採れない日本では、そもそもの農産物を育てる肥料が手に入らないことになりましたってのが今回の話。国内に資源を持たない日本と言う国は、自給自足を行おうとしても、それを行うための原材料ですら海外に依存していたと言うのが明るみになったわけです。

反面、お隣の中国は昨今の急増した外貨準備高を有効活用し、世界中に資本をばら撒いて原材料を手に入れる策をとっております。それはかつての日本の歴史を学べば自明なことなので、同じ間違いを踏むまいと中国政府は日本を反面教師にして動いているわけですね。

一時期は中国製の野菜なんて怖くて食べれない、なんてことを言っていたわけですが、今では立場が逆転し、日本は世界中に頭を下げてでも食料を手に入れなければならない時代に突入しだしたわけです。こうなると、ものの値段なんて相手の言い値ですから、食料品価格は恐ろしいことになるかもしれないって思っていたほうが良いかもしれません。シンガポールあたりに引っ越すとかね。

先物商品市場が今後も賑わいを見せそうな要素は、まだまだ続きそうです。今までは石油などの値上がりが顕著でしたが、今後は農産物の値上がりが酷いことになりそうですね。

黙ってバイブル↓読んで投資しましょう。


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