2007年5月26日土曜日

脳は褒められて育つという原則

たまたま読んでいたブログ記事:日本の男女が異性を褒めない理由についたコメントに以下のものがありました。
普通の人は 『褒めないからこそ、「褒め」は最強の麻薬です。恐ろしいことに、ホストクラブや銀座のホステスなんて、会話の8割以上は、ありとあらゆることに関する褒め言葉です。恐ろしいことに、男性も女性も何時間も褒められていると、精神的にそれだけで「イって」しまうんだそうです。

以前、このブログでも脳科学者:茂木健一郎博士の日記を元にした「脳の報酬系」という記事を書きましたが、そもそも脳の仕組み自体が褒められて成長する仕様になっているのですから、これを上手く使わない手はありません。

脳の学習の仕組みは、快楽を得ることに直結しています。ある行動をとって周りから褒められたり、認められたるする時にドーパミンが脳より放出され、快楽を感じます。この快楽をもっと感じたいと思い、もっと褒められる行動をとろうとします。そのため勉強や努力を重ねます。脳の中ではドーパミンをもっと得ようと神経細胞を自動で繋ぎ変えていきます。こうして学習能力は促進されていきます。

なので、人は褒めてこそ伸びるのです。出来ないところだけを批判だけして教育しているつもりになることだけは避けるべきでしょう。とにかく褒める。そうすれば相手の脳は自発的にドーパミンを得ようとして学習行動をより活発にします。

子供に言うことを聞かせたい、社員のやる気を上げたい、気持ちよく働ける環境を作りたい。そう考えているなら、とにかく周りの人を褒め続けてみてはどうでしょうか?きっと、素晴らしい効果が相手だけでなく自分にも返ってくるはずです☆

茂木健一郎博士の「脳と学習」の講義音声ファイルがこちらのブログ記事(クオリア日記)からダウンロードできるようです。本当に便利な時代ですね。


感動する脳



ひらめき脳

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