2007年12月29日土曜日

新年に向けて:目標を書き出す重要性

多くの人が目標を紙に書き出すと言う重要性を過小評価しています。自分も2年程前に働き出した当初は年収200万円程度でした。しかし、約2年間で20代のうちに年収680万円程度になりました。ちなみに平均からすると20代で年収600万円を超えるのはそれなりに良い成績と言えそうです。国税庁の平成18年度の統計結果に平均給与の項目がありますが、自分が所属する25〜29歳の平均給与額は379万円だそうです(PDF資料参照)。最も給与所得の高い50〜54歳代の平均給与が662万円とのことですから、20代で680万円は全国レベルからすれば頑張っているところだと思われます。

上記のように2年間で収入を3倍にするにあたって、特別なことはなにもしていません。朝起きて、普通に会社に行って、休日は自分の趣味の延長上にあるようなことを仕事にして楽しんでおりました。しかし、年収200万円の頃から、ほぼ毎日続けて来たことに1年以内に達成したい目標を10個以上書き出すというのがあります。これを行なうことで、その日、自分のとる行動がその目標達成に向かっているかどうかを、自動的に脳に判断させることが出来ます。例えばそれは、毎日の通勤中に音楽を聴いて盛り上がるのか、それともセミナーやビジネス書のオーディオブックを聴いて勉強するのかといった違いや、夜TVを観て時間を無駄にするのか、本やセミナーDVDを観て、スキルアップや自分の視野を広げる活動に費やすのか、といった行動の違いを生み出すのです。それが1年、2年と続くと、不思議と周りの人々も自分の目標を手助けしてくれるような提案をして来るようになります。というよりは、自分達の周りには、人生をより良くするための幸運が満たされているのですが、自分が進むべき道が見えていないと、それらの幸運に気づかないのです。つまり、チャンスをチャンスと認識することが出来ないのです。あなたの脳はどんな目標をも捉える高性能なライフルなのですが、通常目標を持たない人というのは標的がどこにあるのか見えないだけなのです。目標を持ち、標的が認識出来ることで、あなたに残された仕事はそこに向かって引き金を引くだけで済むのです。これを可能にするのがゴール設定であり、毎日の目標を10個以上書き出すと言う習慣です。

それでは何故書き出すのでしょうか?実は書くと言う行動は3つ以上の動作を必要とします。考える、書く、観る(読む)です。よって脳の中に3回以上様々な神経を刺激した形で入って来ます。視覚、触覚、声に出して読めば聴覚を活性化します。そして、そうすることにより、より鮮明に脳の中にイメージが作り上げられ、それを呼び寄せる力が働きます。しかし、ここで注意したいのは急に無理な目標を立てても、意識がそれを無意識に拒絶するようなものであれば、効力を一切持たないということです。例えば、年収が300万円しかないのに、一ヶ月以内に年収1000万円になるというのは、自分自身でその可能性を強く否定してしまう要素が強いです。なので収入UPを目指すなら、現在の収入の20%UP程度から死ぬ気で頑張るなら50%UPを狙いましょう。50%UPを2回くり返せば、最初の収入の2.25倍になります。簡単ですね。

こうした素晴らしく効果のある目標達成の方法を教えてくれたのが、ブライアン・トレーシー氏のGoals!と言う本です。新たな新年の目標作りにぜひ利用し、素晴らしい人生を築き上げて下さい。




ゴール―最速で成果が上がる21ステップ

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