2008年2月29日金曜日

やはり農産物が強いです

農産物全般の利回りが3ヶ月で20%と偉いことになっております。基本米ドルベースなので、為替の影響などもありますが、米ドルだけで考えると1年を経たずして実に45%の値上がり率となっております。これは、下手な株式投資よりも利回りが大きいわけでして、凄いことです。

歴史的にこうした商品市場の値上がりと言うのは長期に渡って持続する動きがあります。というのも、農産物と言うのは土地があってこそ生産が出来るわけです。いきなり工場を更地にして農地にすることは出来ませんし、森林を開拓するにも時間がかかります。また、土地が余っていても農家になろうとする人が急に増えるわけではありません。桃栗3年、柿8年と言うように、一部の作物は実際に種を植えてから収穫を迎えるまでに時間を要するものもありますし、コーヒーのように天候の適さない場所では栽培出来ないものもあります。なので、いきなり需要が増えたからと言って供給が確保できるかと言うと、それは難しい話なのです。これは鉱物や石油やガスと言った天然資源についても同様です。石油の需要が増えたからと言って、庭を掘れば石油が湧いて出るわけではありません。こうした点から、商品市場と言うのは、一度需給バランスが崩れ始めると、長期に渡って上昇と下降を長く続ける傾向にあるというわけです。そして長い歴史によって、この流れは証明されているわけです。

まあ、これらの話は下に紹介する本の請売りですが、本の著者自体が10年間で4200%の利回りを叩き出した伝説の投資家ジム・ロジャース氏ですので、その人の考え方に沿って投資を行えば、それなりに良い結果が得られると言うわけです。


大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代

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