産経新聞の記事より。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070406/chn070406000.htm
中国人民銀行が預金準備率を現在よりも0.5%引き上げると言う方針を発表したとのこと。これにより増加する投資熱を冷ます狙いがあるらしい。確かに、最近の株価の回復は3月始めの中国株暴落前の水準に近い指数まで戻ってはいるが、バブル的に加熱しているようには思えない。単に中国政府がナイーブになりつつあるのでは?と勘ぐりつつ。
中国は現在、日本を抜いて世界最大の貿易黒字国になったということもあり、基礎的な経済力は強い。そんな状態で株安になる要因は少ないだろうし、より豊かになった13億人の国民が、その稼いだお金を使う消費者へと変貌を遂げれば、それはそれで国内消費が経済を潤し、これまた株高の原因になること請け合いです。なので、今回のこの引き締めで株価が再度調整されるのは歓迎すべき動きなのかもしれません。4月9日の来週月曜日まで香港市場はお休みですが、取引が動き出してからの値動きに注目し、底値を拾っていくのが無難な対策と思えます。基礎経済力が強いのに政策などで株が本来の価値よりも安くなるとしたら、それはもうバーゲン品としか言いようがありません。
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