茂木健一郎 クオリア日記: 人生というくるくる回るコマ:より
"思春期などには、自分というものが
不安定になる。
その不安定さは、つまりは、
「成長しつつある」ということの
証しであり、
不安定であることは、つまりは成長に
伴って避けることのできない
トレード・オフである。"
新社会人になった人も多いこの時期、新しい職場や環境に対してどうしても不安になるものです。それは未経験のものに対する脳の当然の反応とも言えます。転職等によって新しい職場に行く時も同様に、新たな環境になじめるかどうかで、ついつい「もし、、、」について考え、先走った不安を覚えたりするものです。とはいえ、それが自分が成長している証だとしたら、そこに当然のものとしてその心境を受け止める余裕のものが生まれます。「こんな不安なのも、脳が新しい環境に対して適用してくれようと頑張っている証拠なんだな。」と言った感じです。
世の中は問題に次ぐ問題の繰り返しだと言う人がいます。朝起きたら、仕事の目標やノルマに対して頭を悩ませる必要があるでしょう。会社に向かう満員電車が嫌だと感じます。恋人や家族とケンカをしているかもしれません。ローンの支払いに追われているかもしれません。それらの問題を解決すれば、また新たに自分の頭を悩ます存在が次から次へとやってきます。しかし、それは生きている証拠とも呼べるでしょう。なので、朝起きて何も問題を感じていないとしたら、自分が生きているかどうか確認すべきです。下手すりゃ死んでいるせいで問題から解放されているのかもしれないですから。
ってのは大げさですが、要点としては、それが自然のことであるという認識を持てば、不安も不安ではなくなるのです。自分にそれを受け止める準備ができれば、前向きな良い結果を引き寄せる行動をとることが出来ます。そうすると、きっと人生も明るく楽しい、生き甲斐のあるものへと変貌を遂げるのでしょう。それも、脳の成長の一部だと言えるでしょう。人間の仕組みって面白くて、とても素晴らしいものですね☆
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