貯蓄の法則

ブライアン・トレーシー著のThe Law of Saving：貯蓄の法則の翻訳です。

貯蓄の法則

金銭的自由は、自分の人生を通して収入の10%かそれ以上を貯め続ける人にやってきます。

自分自身にしてあげることの出来る中でも一番賢いことの一つが、自分の給料の一部を欠かすことなく貯め続ける習慣を築き上げることです。個人、家庭そして社会は、どれだけ多くの貯蓄率が自分達にあるかによって、その安定と繁栄が決定されます。

自分から始めよう
最初の貯蓄の法則はジョージ・クレイソン著の「バビロンの大富豪」から来ています。それは「まず自分に支払いましょう」です。

今日から自分の総収入のうち10%を貯蓄し、決して手をつけないようにしましょう。これをあなたの長期財形貯蓄の基金とし、自分のお金に関する将来を確かなものにする以外の理由では使わないようにします。

お金に対する新たな習慣を築こう
自分自身に最初に支払い、残りの90%で生活することの素晴らしい点は、あなたはすぐその環境に慣れてしまうことです。あなたは習慣により存在しています。あなたが常に収入の10%を別にしだすと、すぐに残りの90%で生活することに不満がなくなります。多くの人々が10%を節約することからはじめ、15%、20%、そして時にはそれ以上を貯めることが可能になっていきます。その結果として彼らのお金の人生はドラマチックな変化を遂げることになります。そしてあなたの人生も。

全ての利点を活かそう
2つ目の貯蓄の法則は「貯蓄と投資計画のために、税金の支払い先延ばしを利用する」です。何故かと言うと、税率が高い場合や、複数回に渡り課税される影響から、課税前のお金を貯蓄や投資に回す方が30%から40%も早く貯めることが出来るからです。トーマス・スタンリー博士著の「となりの億万長者」によれば、自力で億万長者になった人々は、不動産や自己所有のビジネス、そして課税対象にならずに価値の増える資産によって自分の資金を貯めることに対し、まるでとり憑かれているかのようであると言っています。

会社の年金プランや退職プラン、401(k)や個人退職金口座(IRA)、自営業者年金制度、利子に税金のかからない個人退職金口座(ロスIRA)、教育投資口座、ストックオプションプログラム、そして国税庁によって認められている長期財形貯蓄商品に投資しましょう。全てのお金を重視しましょう！

行動しよう
この法則を今すぐ実践する2つの方法を紹介します

1、今日から収入の10%を蓄えましょう。この目的のための特別な口座を作り、家賃や住宅ローンの支払いと同じように、この口座への支払いを毎月するようにしましょう。

2、お金のに対して人生を通じ生徒の立場をとり続けましょう。最高の本を読み、コースに参加し、助けとなる雑誌を講読しましょう。自分の基金を投資するにあたり、賢い決定が下せるように、自分が何をやっているのかを解るようになりましょう。